愛知県名古屋市南区にあります「三宅眼科クリニック」の目の病気についてご案内いたします。
下記の目の病気について、症状や治療方法を説明しています。
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人の目というのは、カメラによく似ていて、目に入ってくる光を角膜、水晶体(レンズ)で屈折させ、網膜上にピントを結んでいます。この網膜上にピントを合わせることによって、物がはっきり見える訳です。
目の軸が長くなったり、屈折が強すぎるとピントが網膜よりも前で合ってしまうため、その分、像がぼやけることにつながります。この状態のことを、近視と呼びます。
大部分の近視は「軸性近視」といい眼球の軸が長くなることによるものです。
なぜ近視になるかと言うと一般的には遺伝的な要因が大きいと言われていますが、勉強、読書、コンピュータゲームなど、目から近くの作業を長時間続けること等、様々な要因が複雑に絡んで発症すると言われています。
ただ、未だにはっきりとした原因は解明されておりません。
学童などで裸眼視力の低下がみられる場合で、それ程、生活上不自由のない時期は、ピント調節をしている筋肉をほぐす意味で目薬による治療を試みる場合があります。ただ、これは治療が不安定で、視力が戻った場合でも一時的である場合が多くあります。時間が経つと再度、視力低下が多く認められます。
やはりいづれにしても勉強等、日常生活上で不自由が生じた場合には、我慢せず眼鏡を作ることをお勧めします。
近視の場合とは逆で、目の中に入ってきた光が角膜、水晶体で屈折し、網膜より後方でピントが合う状態のことを遠視と呼びます。
遠くが見えることが遠視ではなく、遠くを見る時も、近くを見る時もはっきりと見えにくいため、調節する必要があります。
そのまま無理をしていますと眼精疲労や肩こりにつながる場合もありますので、自分に合った正しい眼鏡を使用するといいでしょう。
*遠視の度が強い場合は、内斜視になったり、弱視になったりする恐れがありますので、充分注意しましょう。定期的に眼科医のフォローを受けられることをお勧めします。
細菌、ウイルス、カビなどの微生物等が目に触れ、悪さをすることにより結膜炎が発症します。
微生物の種類により様々ですが、5〜14日間程の潜伏期間(症状発生までの期間のこと)があると言われております。
結膜炎が発症しますと
など様々な症状が現れます。
また炎症のひどい場合では耳のリンパ腺が腫れたり、時には発熱することもあります。
また、小さなお子さまでは風邪症状に伴って目やになどの結膜炎症状が現れることがよくあります。
まずは抗菌薬や炎症止めの薬を使用します。
また風邪の時と同じ様に休養を十分に取って、体力を落とさないように心掛けましょう。さらに他人からもらったり、逆にうつさないように注意しましょう。
結膜炎の後に、時に黒目(角膜)に混濁(にごり)を残し、視力低下を起こす場合があるため、定期的に診てもらうよう、充分注意しましょう。
一般的に何となくわかっていても、わかりにくいものがいわゆる「アレルギー」ではないでしょうか?
アレルギーという大きな枠の中には、アレルギー性結膜炎、鼻炎、気管支ぜんそく、アトピーなどの皮膚炎など多数含まれます。
アレルギーを引き起こす原因物質を「アレルゲン」と言いますが、眼科的に代表するものは、春先に多く見られます「スギ花粉」です。さらに年間を通してしばしば症状の認められる方は「通年性アレルギー」と言われます。
アレルギー性結膜炎には様々な症状があり、調子の悪い時には、さらに悪化させないためにも、すぐに眼科医に相談されることをお勧めします。
なかなか完全に症状をなくすことは困難です。ただ、かゆみ、充血といった症状は辛いものです。こういった場合は、目薬、眼軟膏、時には内服薬も併用することによって症状を緩和することが可能です。
我慢したり、目をこすったりするのは悪循環になりますので気軽に眼科医に相談しましょう。
アレルギー性疾患には、病気を引き起こしたり悪化させるようないくつかの原因があります。掃除をしっかりしたり、寝具等出来るだけ清潔に維持したり、自分の生活環境に気を配ることが重要です。
そうした中で、気軽に眼科医師に相談し症状の強さに応じて、適切に薬を使用することが良いと考えます。
最近は、テレビ、パソコン、ワープロなどモニターを見る機会が増えることにより、疲れ目(眼精疲労)を訴える方が多くなりました。
特に仕事でパソコンを使用する頻度が、以前に比べ格段に増えたため、長時間の作業等により、目や体に影響が現れる場合が多くみられます。
疲れ目は様々な要因が複雑に絡み合って引き起こされるため、治療の難しい場合があります。また、目だけではなく、体や心にも影響する場合があるため、目をいたわり、目の保護に努めると良いでしょう
図のように何らかの原因で血管が破綻し、白目にあたる結膜の下に出血がたまって見える状態を結膜下出血といいます。
多くの場合は数日のうちに吸収しますが、まれに、高血圧や血液の病気などが隠れている場合もあります。
白内障とは目の中でレンズの役割をする水晶体が様々な原因によって、白く濁ってくる状態のことを言います。
一度、濁ってしまった水晶体は残念なことに、透明な元の状態に戻す薬はありません。ただ、手術をすることにより、濁った水晶体を取り除き、人工のレンズを移植し、良好な視力を得ることができます。
上記以外にも白内障を発症する原因はあります。
三宅眼科クリニックでは、最新の機器を取り揃え、眼球の切開も3〜4ミリ程です。
また、手術時間も10分程で済み、特に強い痛みを感じることはほぼありません。
白内障は老化により誰にでも発症する病気です。ただ程度の差(個人差)もあり、あまり視力の低下のない方から、かなり視力低下に至る方まで様々です。日常生活上、不便を感じるようになりましたら、やはり手術を受けられて視力を取り戻し、快適な生活を送られるとよいでしょう。
初めての事で不安もあるかも知れませんが、どんな事でもお気軽に眼科医にご相談ください。
目の形状は、目の中で作られる房水と呼ばれる水の圧力によって保たれています。この水の圧力を眼圧と呼びます。
緑内障とは、眼球内の圧力(眼圧)が高まることにより、視神経がダメージを受け、見える範囲が狭くなったり、視力低下したりする病気です。
ただ、見にくいなどの自覚症状は、かなり病気が進んでしまった状態にならないと現れないことと、一度障害を受けた視神経細胞は2度と回復しないため、緑内障は早期発見、早期治療が大切です。
緑内障は、日本での失明原因の2位になっています。
緑内障は細かく分けるといろいろありますが、大きく分けて2種類あります。
緑内障は眼圧、眼底、視野検査等の施行で、総合的に見て診断されます。
高い眼圧による視神経へのダメージを取り除くため、眼圧を下降させ低くコントロールすることが最も有効と言われています。薬物による治療と手術による治療があります。
緑内障は長期に渡る管理が必要な病気です。自覚症状が乏しく、治療効果もご本人には分かりにくい面がありますが、日常生活での自己管理と定期的な病院への通院で、進行を防げることも事実です。病気を恐れず、眼科医師と2人3脚で治療を継続していくことが大切でしょう。
晴れた天気のいい日に青空を見たり、明るいところで白い壁を見たりした時に目の前に虫や糸くずに見える影が飛んで見える状態のことを「飛蚊症」といいます。
目を動かすと同じように影も動きますし、まばたきやこすったりしても消えません。
病気ではない変化(生理的変化)と病的なものと2つあります。
何らかの原因により光を感じ取る網膜が本来の場所から剥がれてしまい、剥がれた部分の視野欠損や視力低下につながる病気のことを「網膜剥離」といいます。20代と50代の方に多く発症します。
近視の強い方やアトピー性皮膚炎のある方は網膜剥離になる確率が高くなると言われております。
また、網膜裂孔といいまして、網膜に穴があいてしまう病気があります。これは網膜剥離の前段階であり、放置すると網膜剥離に進行してしまう場合があるため、レーザー光線を使用し、手術にて治療します。
糖尿病とは現在全国で700万人いると推定され、今なお増加しております。
高血糖にあり循環障害が引き起こされ、糖尿病の三大合併症といわれる「糖尿病網膜症」「腎症」「神経障害」を発症する油断できない恐ろしい病気です。
日本では後天的な失明原因の1位になる位で、末期にならないと症状が現れにくく非常に恐ろしい病気です。
人間の目の底(眼底)にはカメラで言うフィルムにあたる「網膜」という光を感じ取る組織があり、多くの毛細血管が分布しています。
糖尿病の場合、高血糖のためその毛細血管をつまらせたりして、循環障害を引き起こし、網膜の酸素、栄養の供給不足によって、眼底出血、硝子体出血、さらには網膜剥離などの「糖尿病網膜症」を引き起こします。
全身状態や糖尿病網膜症の程度にもよりますが、ますは内科的なコントロールを良好に保ちましょう。
眼科的では、定期的な眼底検査とレーザー網膜光凝固術、硝子体手術等の手術が主体になってきます。
糖尿病網膜症は本人も気づかないうちに、ゆっくりと進行していき、突然視力低下等の症状となって現れる非常に恐ろしい病気です。
特に自覚症状がなくても、定期的な眼科通院は非常に大切になります。病気の恐ろしさをよく知り、定期的な受診を心掛けましょう。